和歌山2区はいずれも新人で共産党の楠本文郎氏、立憲民主党の新古祐子氏、自民党の二階伸康氏、諸派の高橋秀彰氏、無所属の世耕弘成氏が立候補している。経済産業大臣などを歴任した世耕氏は自民党安倍派の政治資金問題を受けて離党し5期務めた参議院から衆議院にくら替え出馬。世耕氏は「私も政治とカネの問題で大きな失敗をいたしました。しかし諦めていません」と述べ、人口減少対策などを訴え理解を求めている。自民党公認で出馬したのは二階伸康宇候補で父親は二階俊博元幹事長。裏金問題の責任を取って政界を引退した父の意志を継ぎ国土強靭化などを訴えている。対立候補2人を裏金ブラザーズと批判するのは立憲民主党の新古候補(元和歌山市議会議員)。保守分裂をチャンスと捉え議席獲得を目指す。共産党の楠本候補は経済格差をなくすため消費税の廃止や最低賃金アップを訴える。裏金問題についても「有権者が審判を下していただきたい」と話した。和歌山2区には諸派の高橋秀彰も立候補している。