“闇バイト”に対し、捜査員が身分を装い応募することなどを盛り込んだ自民党の提言案がまとまった。サイバー犯罪などへの対策を議論する自民党の調査会は、きょうの会合で、“闇バイト”対策の緊急提言案を取りまとめた。提言案では、インターネット上の募集情報に募集者の氏名や業務の内容などの表示を義務付けるとしている。さらに、“闇バイト”の犯罪グループが応募者に個人情報を要求するケースが多いことを踏まえ、「仮想身分捜査」と呼ばれる架空の人物を装っての捜査なども盛り込んだ。治安テロサイバー犯罪対策調査会・高市調査会長は「今、事件もまだ発生しておりますので、少しでも安心感を持っていただく。これに資する緊急提言案になったと思います」と語った。今月中旬にも政府に提言したいとしている。