衆議院の協議会は額賀衆議院議長のもとに設置され、きょう午前の初会合には自民党や立憲民主党など与野党9党と衆議院の1つの会派の実務者が出席した。座長には自民党の逢沢元国会対策委員長が指名された。会合では、出席者から「人口減少が進む中、1票の格差を是正するとともに地方の声をいかに国政に反映させるかが課題だ」といった意見が相次ぎ、現在の小選挙区比例代表並立制の課題や評価を検証していくことになった。そして、今年の国勢調査の結果が明らかになる来年春ごろをめどに結論を出すため、年内に改革の方向性を示すことを確認。会合のあと逢沢氏は記者団に対し「有権者の納得と共感が得られるよう真剣に議論に取り組む。よい結論を出せるように最善の努力を重ねたい」と述べた。