政府は年金改革法案について、内容の検討や調整が間に合わなかったとして、期限だった14日までの法案提出を見送ることを決めた。政府はけさの衆議院議院運営委員会の理事会で、年金改革法案の提出が遅れると伝えた。年金改革をめぐっては、現役世代の保険料負担が増えるという指摘もあり、自民党内では夏の参議院選挙前の議論は避けるべきとの声が上がっている一方で、先送りすれば批判を受けるという懸念もあり、協議が続いている。与党は野党側に協議を呼びかけ、法案成立に向けた道筋をつけたい考えだが、立憲民主党・野田代表が事前協議を拒否するなどしていて、調整が難航している。