参院選について専門家の解説。政治学が専門の中央大学・中北浩爾教授に話を聞く。中北教授は「今回は政権の枠組みに影響してくる特質がある。仮に自公が参議院でも過半数割れしてくると非常に厳しい政権運営となる」、「自公としては長年政権を担当してきた責任ある政党として安定した政権基盤を可能とする議席を与えてほしいと、正当性を丁寧に説明していくことが必要」、野党に求められることについては「政策を実現するためにも政権を作ることが必要。どういう形で実現していくのか、それぞれの野党が説明をしていくことが必要」などと話した。有権者から見て何を重視すべきか。中北教授は「自公で安定政権をもう一度作った方がいいと考えるか、この間の衆議院選挙の後の少数与党政権で、野党の政策を部分的に受け入れたやり方がいいと考えるのか。それとも政権交代の実現を後押しすればいいのか。こういった三択がある。」などと話した。