少数与党の通常国会について「一定の成果を残せた」と振り返った石破総理。来月の参院選まで1か月を切っているとみられる。参議院の勝敗ラインについては「与党で過半数」と明言。改選される自公66議席のうち50議席を確保することが必要となる。前哨戦となる都議選で自民党は大敗。公明党も議席数を減らす結果となり、与党に暗雲が立ち込めている。一方、32議席を獲得し第一党に躍り出た都民ファーストの会。自民党が参議院選の公約として打ち出した2万円の給付金。一部の世論調査で半数以上が反対しているが、石破総理は現金給付の意義を強調した。野党各党が主張している消費税率の引き下げについては改めて否定した。都議選で議席を増やした立憲民主党と国民民主党からは参議院選でも党勢拡大を目指す発言が聞かれた。専門家は参議院選では無党派層の獲得がカギになるという。参議院選は来月3日公示、20日投開票が見込まれている。