きのう自民党の正式な意思決定期間、両院議員総会がおよそ2時間開かれ、石破首相は参議院選挙の敗北を陳謝した上で関税措置をめぐる日米合意への対応などに全力を尽くしたいとして、続投の意向を重ねて示した。総会では続投を支持する声の一方、臨時の総裁選挙の実施を求める意見が相次いだことから、その是非を判断する手続きを、逢沢一郎氏が委員長を務める総裁選挙管理委員会に委ねることになった。逢沢委員長は、党執行部が今月末をめどに参議院選挙の総括をまとめるとしていることを踏まえ、今月下旬から議員らの意思確認の方法などの検討を本格化させる考えを示した。党内には過半数の賛同が得られる可能性はあるのではないかという見方の一方、石破首相だけに責任を負わせることに批判的な世論もあり、依然不透明だといった指摘も出ていて、続投をめぐる党内の混乱はなお続く見通しだ。
