千葉・市原の自立援助ホーム「みんなのいえ」には、虐待を受けるなどして保護された16歳から19歳の男子6人が共同生活を送り、自立を目指している。運営費は入所者が支払う利用料や、国・自治体からの措置費などから賄われる。市立支援スタッフの土井さんが大切にしているのは主体性を育むこと。家族からの虐待で入所したタカシさんは定時制高校に通い、早朝バイトで自立資金を貯めようとしている。タカシさんはホームでの暮らしの中で少しずつ前向きな未来を描けるようになっているという。土井さんは巣立った人たちとの交流も大切にしている。