著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、アイルランド・コーク州の作家デイヴィッド・ミッチェルさんの目に止まった。ミッチェルさんには、重度の自閉症を抱えた息子がいる。ミッチェルさんは理解不能な行動をとる息子とどう接していいかわからず、子育てに絶望していた。ミッチェルさんは「息子に怒りを覚えたこともあります。そんなことをしても事態は悪化するだけで何も意味もないのに…」と語った。ミッチェルさんは通販サイトで「自閉症の僕が跳びはねる理由」と出会い、息子とどう接していいかを教わった。ミッチェルさんは「息子が感情のコントロールを失い泣くのはこういう理由かと、大きな音を恐れるのはこういう理由かと、この本に出会って気付かされました」と語った。ミチェルさんはこの本を翻訳し、世界に広めることに努力した。