衆議院選挙まであと3日となった。自民党のいわゆる裏金事件を巡り非公認となった大物候補の選挙区では他に新人候補5人が乱立する激しい戦いとなっている。「八王子のジャイアン謹慎中は何をしてる?」と題した動画を投稿していたのは政治資金収支報告書に2728万円の不記載があり自民党から役職停止1年の処分を受けた萩生田光一。SNSを使った発信に力を入れるなど謹慎期間も有効活用し挑んだ衆院選だが、党には公認されず無所属での立候補となった。何もないとしたものの、その横には自民党総裁選で推薦人20人のうち13人がいわゆる裏金議員だった高市が応援に駆けつけていた。政治とカネの問題を厳しく批判するのが立憲民主党の有田芳生。かつてこの選挙区で自民党から立候補していた小林元衆院議員が助っ人に。謝罪の気持ちから今回は野党の応援に回っていた。同じく、政治とカネの問題を批判するのが日本維新の会の佐藤由美。八王子から裏金政治を一掃すると訴えた。一方、別の争点を打ち出しているのが国民民主党の浦川祐輔。政治とカネだけではなくあくまで政策で戦うべきだと訴える。参政党の與倉さゆりも。この他、無所属で畑尻文夫も立候補している。