イギリスで16歳未満の子どものSNS利用が禁止される方針となった。BBCによると、国内からは賛否双方の声が上がっている。禁止の背景には、インターネットの有害な情報などのために子どもを亡くした親たちのグループの働きかけがある。イギリスではこれを前に2023年にインターネット上の有害な情報から子どもを守ろうという法律「オンライン安全法」が成立。SNSやインターネットサイトを運営する事業者に対し、利用者の年齢確認を厳格にしたうえで、18歳未満の未成年は有害情報を見られないようにすること、また13歳未満にはアカウントを持たせないことを義務付けている。この法律は、2017年当時14歳の少女がSNSで大量の自傷行為の投稿を見た後自ら命を絶つという事件が起き、対策を求める声が高まっていたことを受けて作られた。しかしその後もインターネット上には有害な情報が溢れ、子どもたちがそうした情報に接し続けている実態があり、根本的な解決策を求める声が上がっていた。16歳未満のSNS利用禁止について、オーストラリアが去年12月に世界で初めて禁止する法律を施行したのに続いて各国で議論は進んでいる。インドネシアやマレーシアも、16歳未満の子どもがSNSのアカウントを持つことや新規に作ることを禁止。ギリシャやニュージーランドなど20カ国以上で規制の導入や規制に向けた議論が進んでいる。無限スクロールや自動再生など中毒性が指摘される仕組みや、ポルノやギャンブルなど危害を与えるものへの対策、オンライン上でのいじめなどは世界共通の課題となっている。
