自民党総裁選挙。茂木幹事長が出馬会見を開いた。茂木氏は最優先目標に「所得アップ」を掲げ、成長力と生産性を向上しひとりひとりの所得、年収をアップさせることを打ち出した。茂木氏はまた、成長戦略によって税収を上げることで「増税ゼロ」を推進すると強調した。また、ふるさと納税の仕組みを使って納めた税金の使いみちを子ども政策に特化することができる「ふるさと納税子ども基金」を新設するとした。一方、政治資金規正法改正をめぐり、争点となった政策活動費については廃止すると明言した。政策活動費をめぐっては、これまでの自民党案を否定しさらなる改革案を打ち出した形。しかし、ある政権幹部は「幹事長として決めたことを全否定するのは整合性が取れない」と不快感を示している。会見でもこの点について質問が出たが、茂木氏は整合性については正面から答えず「費用を明らかにできない資金は使わない、活動は行わないとしたい」と廃止する意義について説明を行っただけだった。