アンビリアカデミー賞 スゴい日本人部門 第1位は、「恩送り」に込められた奇跡の連鎖 人生を救われた男。もぎ豆腐店の茂木稔さんの元を訪問した南都隆道さん。自身の商品に対して「もっと値段を安くするしかない」と話したところ、茂木さんに怒られ追い返されてしまった。茂木さんには自分が売りたいものにそれに見合うだけの値段を自分がつけて売るものという信念があった。南都は自分の考えを改め、なぜ高価な豆腐でも売れるのか教えてもらおうとした。大豆の質を大切にしていた茂木さんは、自身も使っている大豆を南都さんに分け与えて、南都さんに自分で納得がいく納豆を作るよう指示した。南都さんは試作を重ねた後、茂木さんの元へ持っていった。茂木さんは南都さんが作った納豆を全て買い取って仕入れ値のまま店頭に並べた。その後も毎日、茂木さんの元へ納豆を納品した。茂木さんが南都さんにここまでする理由は自身の経験からだった。