ネイルチップと呼ばれる付け爪の立体的な装飾に海洋プラスチックごみが使われている話題。神奈川・茅ヶ崎市でネイルサロンを営む有本さんは、地元の海岸で拾い集めたプラスチックごみを使っている。おしゃれをしながら環境問題も意識できると注目を集めている。有本さんは10年前に難病を患って下半身の自由を失い、車いすでの生活になった。仕事も辞めふさぎ込む時期もあったが、子どもたちの言葉で一念発起しネイルサロンを開業。社会貢献のため地元の海でごみを拾う活動も家族と始め、ごみをネイルチップに再利用することを思いついた。活動は共感を呼び、県内外から仲間が駆けつけてくれるようになった。障害のある人にネイルチップを作る楽しさを体験してもらう取り組みも始めた。