8世紀、東北地方で狩猟を生業にしていた人々は蝦夷と呼ばれた。蝦夷のリーダーがアテルイで、朝廷と戦いを繰り広げた。古墳群からは鉄製の矢じりが見つかり、形状からして殺傷能力が高く、毒を塗って使っていたという。さらに馬術も巧みで、朝廷の歴史書には「蝦夷1人の強さは朝廷の兵士十人に相当する」と記されている。789年、朝廷は蝦夷を討伐するため、東北に軍を派遣した。アテルイは北上川の東側に朝廷軍を誘い込み、深追いしてきたところで、山林から伏兵が姿を見せた。朝廷軍は大敗し、6000人のうち1000人以上を失ったという。
住所: 茨城県水戸市緑町2-1-15
URL: http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/
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