2019年10月の台風19号では東日本や東北で記録的な豪雨となり、茨城県内は那珂川や久慈川の堤防が決壊するなどして2人が死亡、1人が行方不明、住宅など5000棟余が浸水するなどした。大規模な浸水被害が起きた大子町では中心部にある商店街の多くの店に水が入り込んだ。台風のあとは店内や自宅から大量の泥を取り除く作業に追われ、中には廃業して町を離れる人もいた。100年余続く陶器店を営む小崎武広さんは商店街のメンバーとともににぎわいを取り戻そうと取り組んでいる。年2回、商店街の店で扱うコロッケや果物などを100円で販売するイベントを開き、毎回町内外から多くの人が買い求めに来る。イベントは今月下旬にも行われる予定。