埼玉・草加市。こちらの公園で行われていたのは紙芝居で、胃腸が弱くどこかイケていない「サッパリダーマン」がこってり星人と戦い草加の平和を守るというお話が行われていた。闇芝居屋のbenbenさんは、草加市在住で毎週末地元の公園を回って子どもたちの人気者になっている。奇想天外のストーリーの裏側には、子供たちへのメッセージが込められているという。「ヒーローだから強くなきゃいけないとかカッコよくなきゃいけないとか、そういう事じゃなくて決まったことにとらわれず色々な発想をしていいんだよ。そういう事を子どもたちに感じてほしい」と話している。多くの子育て世代が暮らした草加市は、ここ数年再び若い世代が移り住むようになった。子どもたちの成長を見守ってきたのが冒険松原あそび場、廃材が置かれていていつでも自分の好きな物を作ることができる。この日は焚き火をしてピザを焼いていた子、シーソーを作っていた子どもたちに遭遇。ボランティアの「シン」こと角田シンアンジェロさんは18歳の専門学校生で、毎週末子どもたちを支えているという。シンさんは中学生の頃に不登校を経験し、当時からこの公園が居場所だったという。