東京・武蔵野市のたまごかけごはん専門店はオープンして約3年半変わらず客数は多いが、これまでとは違うのは卵の価格。卵の仕入れ価格は去年比1.5倍に上がりそのままストップ。東京の卵Mサイズの卸売価格は1kgあたり315円で、おととしのエッグショックの時の350円にはならないものの300円台となっている。仕入れが安定しているという都内のスーパーでは一番安いもので1パック267円。異常な暑さで卵のサイズが小さくなっている。茨城県のホウトク農場では、鶏舎が広くエアコンをつけ続けられず循環式の冷却パッドを壁に付けて暑さ対策しているが鶏は夏バテしていた。エサを食べない、カルシウムが足りなくなって殻が薄くなるってブヨブヨした卵が増えるなどの状態になっている。去年鳥インフルエンザの流行で殺処分された鶏が回復傾向にあることから卵の量は以前に戻りつつも、農場の豊村憲志副社長は生産者側からすると人件費・鋼材資材・エサも上がっているので今くらいの価格が妥当だと話した。