第29代自民党総裁の座についたのは、高市早苗氏だった。「リコール騒動」の上に前倒しされた総裁選は「#変われ自民党」をキャッチフレーズに掲げたが、出馬したのは去年と同じ顔ぶれ。国会議員票と党員票が同数の計590票で争われた1回目の投票では、30票前後とみられていた小林氏と茂木氏の議員票が上積みされていた。ここに、ある人物の意向が反映されていた。結局1回目は高市氏が党員票で大差をつけてトップに立ち、小泉氏が2位につけ両者による決選投票に進んだ。結果は高市氏が185票、小泉氏が156票。当選した高市氏は「全世代、総力結集で全員参加で頑張らないと、自民党は立て直せない」などと語った。一方の小泉氏は「昨年に続き自分の力不足と向き合いたい」などと語った。小泉氏優勢との事前予想が相次いだ中での高市氏の勝利だったが、その背景には何があったのか。最大のポイントは、唯一の派閥を率いる麻生太郎最高顧問の存在だった。関係者によると、麻生氏はきのう午前に周辺に決選投票での高市氏支持を伝えるとともに、1回目は小林氏・茂木氏への投票を求めたという。これは両氏に1回目の投票では協力することで決選投票では高市氏に入れるよう求める戦術で、茂木氏の陣営幹部は「麻生さんとは貸し借りがあったので、2回目は高市氏に入れた」と明らかにしている。高市氏はかつてサンデーモーニングにも出演していた。
