先週、取材班が向かったのはさいたま市と志木市の境。荒川の上流に後流するための稚鮎を捕まえているが、網にかかったのは日本固有の魚や海老などを食い荒らし繁殖力が強い、北米原産の特定外来生物チャネルキャットフィッシュ(通称アメリカナマズ)。巨大外来魚が集まるスポットへ。釣り上げたのは全長1mほどもある巨大な外来魚。かつて食用として日本に持ち込まれた中国原産のハクレン。茨城・霞ヶ浦で実際に巨大外来魚を釣り上げた人から話を聞いた。「「一生に一度しか釣れない」と言われる魚なので全身ブルブルでした」と話す。釣り上げたのは重さ40kgほどの巨大外来魚。最大2mにもなる中国原産のアオウオ。人の手によって持ち込まれた巨大外来魚が荒川で度々確認されている。過去には荒川とつながるボートレース場に現れて関係者らを驚かせたことも。ここは下水処理施設で綺麗にされた大量の処理水を荒川に放出している場所。真冬でも20度と温かい排水の影響で水路の周辺は1年を通じて水温が高く、魚たちにとって居心地の良い環境が出来上がっているとみられる。