熊本地震発生からきょうで10年。熊本・菊池市にある七城中学校で教壇に立つ井手麻那美さんは一昨年、念願だった先生になった。井手さんは10年前、中学3年生の時に御船町で熊本地震を経験した。震度6強を観測した御船町では災害関連死を含む10人が亡くなり、2800棟以上の住宅が全半壊した。井手さんも自宅が損壊し家の外で寝泊まりする日が続いた。吹奏楽部だった井手さんたちは学校に避難している人たちを元気づけたいと演奏会を企画した。中学の卒業式で井出さんは「中学校の教師になりたい」と夢を語った。10年後の2026年、井手は今、数学を教えながら吹奏楽部も指導している。この日、井出さんは生徒たちに避難生活の経験について話した。生徒たちは「もっと人の役にたちたい」「当たり前の大切さを改めて実感した」などと話した。井手さんは「困ってる人と助け合い支え合って、前向きに活動していけるんだよということに気づいてもらえたらいいかなと思う」などと話した。
