萩市のブロッコリーは県内産の約半分を占め、特に沖合にある大島では10軒の農家が合計7ヘクタールの農地で露地栽培をしている。このうち溶岩の大地を生かしたブロッコリーの畑では出荷の最盛期を迎え、農家の人が15センチほどに育ったブロッコリーを収穫していた。大島のブロッコリーは今シーズン、去年夏の猛暑などで植え付け後に順調に育たなかったことから、収穫時期のピークが例年より2か月ほど遅くなったという。また、秋の強風に加え鳥やネズミによる被害もあったとのことで、地元のJAによると例年大島では80トンほどを出荷しているが、今シーズンは半分ほどに減る見通しで、市場価格も去年の2倍ほどに値上がりしているという。萩市のブロッコリーの出荷は来月下旬頃まで続く見通し。