7月10日に山開きを迎えた静岡側の富士宮ルートと御殿場ルートだが、静岡側では去年から4000円の入山料を徴収している。富士宮ルートは標高約2400mから始まり、山頂までの距離が最も短いルートである。一方で最短距離であるがゆえ急勾配の坂や岩が多く、さらに短時間で高度が上がることで高山病に陥るリスクも。去年は富士山遭難者が静岡側で最も多かったのが「富士宮ルート」である。少しでも遭難被害を食い止めるため、救助隊の人員を今年から7人増員し35人体制となった。密着開始からほどなく、9合目の山小屋には助けを求める登山者の姿が。ズボンには血が付着し、右手で持っていたタオルには止血の痕があった。男性が転倒したのは過去にも転倒事故が多く発生した場所であった。男性は下山を急ごうと焦っており、午後6時のシャトルバスに乗るため早足になっていたという。男性は物資運搬用の道から救助隊と共に下山した。
