RADWIMPSドラマー・山口智史さんが後継者不足で荒廃の危機にある棚田をアイスで守る取り組みを行っている。山口さんは「ミュージシャンズ・ジストニア」という病気のため思うように演奏ができず2015年に無期限の演奏活動を休養を余儀なくされた。8月に10年ぶりのライブで提供されたのは「アイス」。人生そのものだった音楽を奪われた山口さん、絶望の時期に前を向くきっかけとなったのが移住先である神奈川県葉山町にある棚田の保全活動だった。棚田や米作りの仲間、新たな居場所が心の傷を癒やしてくれた。棚田は手間の割には収穫量が少なく耕作面積は減少を続け後継者不足にも悩まされている。自分を救ってくれた棚田を守りたい、2018年に妻と開発したのが「葉山アイス」。棚田の米を使った甘酒をベースに作ったアイスで売り上げの一部が棚田の保全活動に充てられる仕組みを作った。葉山町で始まったアイスで棚田を守る取り組みは共感を呼び全国14の棚田地域とコラボ。それぞれの“棚田アイス”が作られるなど広がりをみせた。さらには小学6年生の道徳の教科書にも掲載された。今後は米のソフトクリーム「RICE CREAM」として海外の人たちにも棚田の魅力を伝えたいとしている。
