米中首脳会談で解決の糸口は見いだせるのか。ナフサショックが広がる中、国内ではポリ袋など包装資材の値上げが進み、使用を取りやめる店も出ている。中東情勢の混乱によるナフサショックはきのうも広がりをみせた。高知の名物菓子「ミレービスケット」の一部商品が包む材料の入荷遅れなどから生産停止に。朝日新聞によると、カゴメケチャップも一部商品のパッケージの変更を検討しているという。今、現場で何が起きているのか。埼玉県にある主に食品パッケージを製作する印刷会社。現状を尋ねると、インクそのものは不足していないという。パッケージ印刷のほとんどは鉄製のシリンダーに彫刻されたへこんでいる部分にインクを染み込ませ、フィルムに張り付ける「グラビア印刷」という方法。こちらの工場では7色での印刷が行われていた。問題なのは原材料の仕入れ価格。インクの濃度の調整や洗浄に使用される溶剤が高騰したため、印刷のコストが上昇している。食品の包装そのものを変えた店も。神奈川県の葉山にあるパン専門店では保存用に無償で渡していたナフサ由来の袋の提供をやめ、大半を紙袋に入れて渡している。青果店ではゴールデンウィーク明けにラップやトレー類が大幅に値上がりしたため、トレーごとラップでくるむような包装をやめた。新聞紙で包むと風や光も通さず劣化が遅くなるという。“昭和の原風景”のよう。
