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「北斎」 のテレビ露出情報

きょうのテーマは「世界を魅了した青、広重ブルー」。江戸後期に活躍した浮世絵師・歌川広重は「東海道五十三次之内」や「名所江戸百景」などを描いた浮世絵風景画の第一人者。広重作品の特徴は濃淡のグラデーションが美しい青色。東京・原宿の太田記念美術館で企画展「広重ブルー」が12月8日まで開催中。学芸員・赤木美智さんが紹介。
歌川広重はベロ藍という絵の具を使って美しい風景画を描いていた。ベロ藍がなければ広重も一流の風景画絵師にはなっておらず、北斎の「冨嶽三十六景」も誕生はしていなかったという絵の具。ベロ藍はプロイセン王国(現在のドイツ)で18世紀に作られた人工の顔料。ベロ藍が日本に入ってくる以前の浮世絵では、植物から抽出した色素を使っていたが退色しやすく濃淡がつけられず、絵師の思う表現ができなかった。ベロ藍は退色せず濃淡がつけやすいなど絵師が表現したい青を出せるということで浮世絵の表現が格段に向上した。約200年経っても色あせず美しい。「冨嶽三十六景」は巨匠・葛飾北斎がベロ藍を使って新たな風景画を描くと話題になった。
当時の浮世絵は風景画よりも美人画、役者絵の方が人気が高かった。ベロ藍を使い描いた北斎の「冨嶽三十六景」が大ヒットしたことで風景画の人気が急上昇。広重は巨匠・北斎の次の世代を担う浮世絵風景画の第一人者として活躍。そうして発表されたのが「東海道五拾三次之内」。「東都名所」シリーズが最初のスマッシュヒット作。東海道五拾三次之内シリーズのヒットで一流絵師の仲間入りをした。広重の作風は日常のひと時を切り取った風景を描く。
歌川広重の晩年の作品は風景画を縦で描くようになり、奥行きの表現の仕方なども変わった。縦画で構図や遠近法の表現を追求。有名な「名所江戸百景 亀戸梅屋敷」を好んでいたのがゴッホで、「花咲く果樹園」という作品の芽吹いた木の角張った細長い枝が目立つ構図は「亀戸梅屋敷」に影響を受けていると言われている。企画展は12月8日まで開催。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年6月28日放送 22:00 - 22:30 テレビ東京
新美の巨人たち(オープニング)
今回は草間彌生の浮世絵作品「七色の富士」を篠原ともえが紹介。

2025年6月24日放送 22:00 - 23:00 TBS
ロマンチック少年ボーイ(オープニング)
藤原丈一郎、あばれる君が標高約2700mの巨岩の頂きを目指し、そこから幻想的な富士山を遠望する。さらに、葛飾北斎が魅せられた赤富士を映像に記録。

2025年6月23日放送 21:54 - 22:00 テレビ東京
東京交差点 ONE MOMENT(東京交差点 ONE MOMENT)
すみだ北斎美術館の学芸員・奥田敦子のONE MOMENTは「お客様が展示を楽しんでくれる瞬間」。新千円札のデザインにも起用された「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を一目見ようという来館者は多く、構図の発想力と絵柄の力強さが魅力だという。そんな奥田氏のお気に入りの場所は隅田川沿い。北斎の思いを馳せながら過ごすことができる。葛飾北斎は見る人を楽しませる精神がある。憧[…続きを読む]

2025年6月22日放送 19:58 - 20:56 テレビ朝日
ポツンと一軒家千葉県のポツンと一軒家
石田康明さんのポツンと一軒家を訪問。建物内には薪ストーブがあり、そこで料理をしたりするという。そのため薪は大量に使用し一冬に1トン半を使用するという。その薪は道路工事とかで伐採されたものを分けてもらったりするという。他にも友人からもらった長火鉢や木挽鋸などがあった。台所はこだわりはないが手造りも手造りであると自分なりにもよくできたと会心のできだという。ワイン[…続きを読む]

2025年6月22日放送 3:50 - 4:10 テレビ朝日
ももクロちゃんと!(アートを学ぶ)
美術ブロガー・Takさんがアート作品を解説。葛飾北斎「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」は1830年~1832年頃に描かれた版画集「冨嶽三十六景」の1つ。東海道の宿場町・神奈川の東京湾の風景を描いた。19世紀後半に日本の美術が西洋の芸術家に影響を与えた。葛飾北斎はモネやドガに影響を与えゴッホも称賛した。江戸時代に浮世絵として人気になった木版画は海外に輸出する陶磁器[…続きを読む]

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