いわき市薄磯地区でスケボー教室が開かれた。指導しているのはいわき市に住む高校生・平澤太一さん。教室にはボランティアとして参加した。薄磯地区を盛り上げようと活動している。13年前の東日本大震災で薄磯地区には約9mの津波が押し寄せ、被害はいわき市内で最も多く太一さんの祖父も亡くなった。一方、能登半島地震の発生から1カ月余り。太一さんはボランティア活動のため被災地・石川県にいた。災害現場は初めてで緊張した面持ちで「人の役に立てる年。少しでもいいから役に立ちたい」などと語った。この日野活動は被災した家の片付け。珠洲市では9割以上の住宅が被害を受けた。作業開始から約2時間、片付けが終了した。被災地に足を運んだからこそ感じたこと、ボランティア活動を太一さんは記録していた。石川県から帰ってきた太一さんは友人とスケボーをしていた。休憩中、話題はボランティアのこと。太一さんの目標はこの広場で音楽イベントを開催すること。太一さんは「能登の人たちも勇気づけられるような町にしていきたい」などと語った。