天皇陛下はきょう64歳のお誕生日を迎えられた。皇居では事前抽選なしの一般参賀が行われた。先月予定されていた新年一般参賀は能登半島地震を受けて中止となった。両陛下は慎重に検討を重ねた結果、今回の一般参賀の開催を決定された。
陛下はおととい誕生日に先駆けて会見に臨まれ、能登半島地震の被災地に思いを寄せられた。6日には御所に政府関係者を招き、皇后さま、愛子さまとともに自身の状況について進講を受けられた。両陛下は来月被災地を訪問される方向で調整が進められている。会見では大谷翔平、藤井聡太といった若い世代の活躍にも触れられ「明るい夢と希望を与えてくれました」と述べられた。また行動制限緩和で皇后さまと地方を訪問される機会も増え、去年は津波被害を受けた陸前高田市の追悼施設を訪れ花束を手向けられた。お2人でインドネシアにも訪問された。皇后さまのご体調については波があり疲れが残る場合は休息を取ってほしい、無理をせず積み重ねていってほしいなどと述べられた。
愛子さまは学習院大学入学後、コロナ禍のため3年間オンライン授業を受けられていた。去年4月、4年生になってようやくキャンパスに投稿された。会見で陛下は愛子さまについて、残りの大学生活を有意義に送ってもらえればと述べられた。大学卒業後は日本赤十字社に就職される。9日に両陛下がケニアのルト大統領夫妻を招いた昼食会には愛子さまも同席された。