3日、千葉・柏市で東京大学などが共同開発した走行中でも充電できる電気自動車が発表され、この車を使った公道での実証実験が始まることになった。車の下には電気を使うコイルが取り付けられている。道路に埋め込んだ電気を送るコイルの上を通過すると電気が発生し充電される。赤信号で10秒止まれば1キロ走れるだけのエネルギーが受け取れるという。千葉・稲毛区のバス会社では電気バスを増やしたいと考えているが充電に1台あたり6時間以上かかることや充電設備を増設しなければならないということから踏み切れずにいるという。走行中充電が可能になればこうした課題も解消できる。専門家は普及にむけたかだいについて「社会インフラであることは間違いないが国のお金だけでやっていいものなのか、それとも民間の努力によって事業化にのせるべきものなのか、そういう議論も必要になってくる」と指摘している。研究グループは2030年の実用化を目指したいとしている。