追浜工場は日産の象徴ともいえる主力工場。日産はこの追浜工場での車両生産を2027年度末に終了し、日産自動車九州に移すと発表。イヴァン・エスピノーサ社長は「苦渋の決断だった」などとコメント。追浜工場の敷地内にある研究所や試験場などは今後も事業を継続する方針。1961年に操業を開始した追浜工場ではキューブなどを生産してきたが、日産が巨額の赤字に転落する中稼働率の低さが課題に。追浜工場の従業員は2400人で、今後については労働組合と協議するとしている。追浜町も工場とともに発展してきた。この地で3代にわたり青果店を営んできた藤田さんは「最悪のシナリオになっちゃったかなと。本当に寂しい」などとコメント。日産従業員もよく訪れていたというパティスリー ハダの羽田さんは「希望もあるし不安もある」などとコメント。追浜工場をめぐっては台湾の鴻海精密工業との共同利用も検討されていたが、エスピノーサ社長は「複数のパートナーと協議しているが詳細は報告できない」などと説明し、鴻海との協業を否定せず。
住所: 神奈川県横須賀市追浜町