スノーボード女子スロープスタイルで金メダルを獲得した深田茉莉選手19歳。支えたのは深田選手“第二のお父さん”佐藤康弘コーチ。愛称は“やっさん”。今大会のスノーボード男子スロープスタイルで金メダルに輝いた中国の蘇翊鳴選手も指導する名コーチ。出会いは6年前、深田選手が国際大会に出場前。高校から地元・愛知を離れてやっさんのいる埼玉へ引っ越し、スノボ漬けの日々を送った。恩師と鍛え上げた3回転半を武器に迎えた決勝1回目、高回転の技に挑む強気の姿勢。2回目で快進撃を見せトップの座へ。迎えたラストランでは得点を伸ばし金メダルを獲得した。初めての五輪、得意のビッグエアでは9位という結末に。佐藤コーチは「彼女自身は緊張してしまうタイプ。すごく考えすぎてしまう、心配性。彼女の中から湧き上がるものが必要」と語った。そこから世界の頂点に上り詰めた転機となる出来事が佐藤コーチとのケンカだった。第二の父と本気でぶつかり殻を破った深田選手。深田選手は「すごく重くて今までがつまったような。ビッグエアで思うような結果が出なくてすごく悔しくて、周りの人からも『茉莉ならできる』と声をかけてもらって、自分でもできるんだなってうれしかった」と語った。
