皇室へのりんごの献上は、昭和初期に故・秩父宮さまが盛岡市にあった旧陸軍の騎兵連隊に勤務されていたことが縁で昭和15年から行われている。献上されるりんごは県内で優れた生産実績のあるりんごの生産者でつくる「蛍雪会」の会員13人が育てたもの。きょうは生産者が特に品質が優れている約400個を持ち寄り手袋をして傷がないか一つ一つ確認しながら、丁寧に箱に詰めていった。ことしは夏の暑さや雨不足などで栽培に苦労したものの大きさや色づきがよく、甘さも十分なりんごができたという。箱詰めされたりんごはあす、皇室に届けられる。生産団体「蛍雪会」の山口久昭会長のコメント。