離れて暮らす親が、介護施設に入居したり、死去をきっかけに子どもが実家を整理することを実家じまいという。空き家となった実家を整理することは難しいという。空き家のままになることが問題だ。68歳の寺田さん。隣町の両親が暮らしていた家の実家じまいをしようとしている。築41年の80平米。土地と建物を一緒に売却したいと考えているという。まず家財道具や日用品の処分が問題だ。業者に問い合わせると数十万円かかると言われたとのこと。買取業者に家と土地を査定してもらった。業者からは買い取りはできないと言われたとのこと。業者への実家じまいの依頼は年々増加しているという。長期間空き家にしたことで査定額が下がることがある。管理が行き届かず、雨漏りがすすむ。シロアリ被害もある。業者が査定したのち、買い取りが成立するのは全体の1割ほど。買い取りを行う会社は、人が済まない状況は避けてほしいという。空き家期間が長くなると、雨漏りのリスクなどに気づきにくくなるという。