静岡県警察本部の本部長が、無罪判決が確定した袴田巌さんの自宅を訪れ直接、謝罪した。58年前、当時の静岡・清水市で一家4人が殺害された強盗殺人放火事件で、一度は死刑判決が確定した袴田巌さんは、やり直しの裁判を経て今月9日に無罪が確定した。これを受け、今日、静岡県警のトップ・津田隆好本部長が袴田さんの自宅を訪れ謝罪した。静岡県警・津田隆好本部長は「逮捕から無罪確定までの58年間の長きにわたり、言葉では言い尽くせないほどのご心労・ご負担をおかけし、申し訳ありませんでした」と袴田さんに謝罪。袴田さんの姉のひで子さんは「運命だと思う、今更苦情を言うつもりはない」とした。検察はこれまで袴田さんに謝罪しておらず、今後、実施するかについても未定と話している。スタジオでは検察が裁判で捏造が認定されたことに不満を表明していることなどに関して触れた。