きょうの日経平均株価は、一時1500円以上大幅な下落となっている。およそ2週間ぶりに3万7500円を割り込んだ今日の日経平均株価午前の終値は、1280円安い3万7405円となった。きょうの東京株式市場は、取引が始まってすぐにほぼ全面安となり、日経平均の下げ幅は一時1500円を超えた。急落のきっかけは米国の株安で、3日に発表された米国の製造業の景況感を示す経済指標の結果が予想を下回り、米国の景気後退への懸念が再び浮上した。ダウ平均株価が600ドル以上下落したことで、東京市場でもハイテク株を中心に幅広い銘柄に売り注文が膨らんでいる。今週金曜日には、米国の雇用に関する重要な経済指標の発表が控えており、市場関係者は、米国の景気を見極めるまでは神経質な展開が続くとみている。