1543年、種子島にはポルトガル人が乗った船が漂着し鉄砲が伝えられた。「種子島鉄砲まつり」はその歴史を伝えようと毎年開かれ、昨日は顔に厄除けの印を付けた人たちが太鼓山と呼ばれる山車を担いで西之表市内を練り歩いた。見どころとなる川渡りでは太鼓山が傾かないように大勢の人たちで慎重に甲女川の対岸まで渡りきった。また、鉄砲が伝来した当時の装いを身に纏った人たちが練り歩く南蛮行列では、地元や関西の火縄銃保存会などのメンバーが火薬を詰めて火縄銃を撃つパフォーマンスを披露し、その迫力のある音で訪れた人たちを楽しませていた。