家電量販大手「ノジマ」はソニーから独立したパソコンメーカー「VAIO」の買収を発表した。発表によると、今日開いた取締役会で買収、子会社化を決定。投資ファンド「日本産業パートナーズ」などから株式の約93%を取得し、買収額は112億円になるとしている。2025年1月に手続きを完了する予定で、社名やブランド名は変更しない方針。VAIOは元はソニーのパソコン事業。デザイン性の高さなどから人気を呼んだものの、スマートフォンの普及や海外勢との競争で業績不振が続き、2014年に投資ファンドなどに売却されて独立。その後は法人向け中心に事業を展開しており、ノジマとしては自社の営業網などを活用しながらパソコンの販売拡大につなげる狙いがあるものと見られる。