撮影2日目。朝6時前、早くもトンネルに向かう人が。平日はほぼ毎日トンネルを通るという。続いて、反対側から男性が出てきた。小学校の先生だった。月曜日はしんどいという。8時を過ぎるとトンネルは通勤ラッシュ。多くの人が行き交った。午前11時頃、トンネルに入ろうとする人に声をかけた。スーパーマーケットに向かっているが、時間を節約するためトンネルを利用するのだという。時間を節約する習慣は福祉の仕事をしていたときに身についたもの。お昼すぎ、雨が降ってきた。そんな中、1人の男性が。買い物帰りだという男性は、小さい頃はかがまずにトンネルを通れていたことや、28年前の震災でやるせない思いをしていたときにこのトンネルが不意に目に飛び込んできてホッとしたことなどを話してくれた。地元の人それぞれに、それぞれのマンボウトンネルの記憶がある。