TVでた蔵トップ>> キーワード

「西建設」 のテレビ露出情報

2009年に創業した新見ソーラーカンパニーは、太陽光発電システムの開発・販売を手掛けている。社長の佐久本秀行さんは、太陽光発電を持続可能なものにするため、去年ある処理装置を開発した。太陽光パネルは、いくつかの材料が重なり合ってできている。問題は、発電を行う電池セルとそれを保護するガラス部分で、封止材で隙間なく接着されている。この封止材をきれいに分離しないと、材料として使うことができないという。開発した装置の試作機で熱分解する。熱分解とは、高温の加熱水蒸気で満たした釜で、封止材を溶かして気化させようというもの。電池セル・銅・ガラスに分離される。特徴的なのはガラスの品質で、不純物が少なくガラス工房でも使えるレベル。銅は精錬会社で販売され、電池セルはシリコンを抽出するため研究中だという。実はこの装置は、企業が導入しやすいようにあるポイントがある。熱分解装置は燃焼を伴わない。産業廃棄物の焼却施設に該当しないため、行政への許認可など企業が参入する際の障壁を低くすることができる。現在、岡山県内の企業が導入に向けて動いている。平太郎のへぇ~ポイント「廃棄パネルから再び太陽光パネルを作る」。佐久本さんは、廃棄パネルから取り出したガラス素材を使って、新しい太陽光パネルを作り出すことを目指している。太陽光パネルのリサイクルに向けては、産業廃棄物の処理業者も動き出している。「京都PVリサイクルセンター」へ。ホットナイフ分離法とは、およそ300℃に熱した大型ナイフで封止材を溶かしながら、ガラスとシートを分離させる。取り出された後は、分析器を通して有害物質などの有無をチェックする。識別番号を付けて、トレーサビリティーを確保。さらに、高圧洗浄で表面に残った封止材の処理を行う。浜田・浜田篤介社長は「水平リサイクル以上を狙っている。ダウングレードしない」とコメントした。自然災害などでガラスが割れてしまったパネルはホットナイフが使えないため、粉砕装置にかけて大きさや色など3種類の選別を経て、きれいな状態のガラスにする。ロール状になったセルシートは粉砕し、銀や銅を取り出し精錬会社に販売する。ホットナイフを使ったパネルリサイクル率は100%近い。浜田社長は「産廃処理する分とリサイクルするためにかかる費用をどう捻出するかを国が法制度を作っている」とこれからの課題として話した。リサイクルガラスの用途を広げようとコップや風鈴だけでなく、コンクリートブロックやタイルなど様々な試作品を提案している。浜田社長は「ガラスの材料の珪砂が日本で取れなくなってきている。積極的に使っていかないといけないというマインドセットはガラスメーカーにある。」などとコメント。現在、浜田の処理施設は京都・東京の2か所で、処理能力は年間11万枚。2030年以降、ピーク時には年間2500万枚程度のパネルが廃棄される試算がある。資源を有効に使い続けるために、官民一体となった取り組みが求められる。道路のアスファルトにガラスを使うのもリサイクルだが、さらにリサイクルが出来ない。これを国会でリサイクル法案が審議される予定だという。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.