各地で山火事が相次ぐ中、きょう三重県伊賀市で新たな山林火災が発生した。火は午後2時前に消し止められたが、およそ8000平方メートルが焼け、70代の男性が怪我をした。一方、今月23日に愛媛県今治市で起きた山林火災は発生から5日目、懸命な消火活動が続く中、火の勢いは弱まったが鎮圧の目処は立っていない。焼けた面積はこれまでにおよそ442haに広がっていて、住宅5棟、空き家6棟、倉庫など10棟に被害が出ている。今治市と西条市では7494人に避難指示が出ている。同じ時期に発生した岡山市の山林火災も延焼の範囲がおよそ565haに拡大している。岡山県内の山林火災としては過去最大規模となっていて、鎮圧の目処は立っていない。きょうは九州の各地で激しい雨となり、予報ではこれから夜にかけて今治市や岡山市でもまとまった雨になる見込み。専門家によると、雨が降っても量によっては油断できないという。