駅のコインロッカーに預けられた手荷物をホテルまで配送する新しいサービスの実証実験が都内で始まった。実証実験は西武ホールディングスとロッカー事業を展開する会社が共同できょうから始めた。まず利用者はタッチパネルで首都圏にあるおよそ500軒のホテルから配送先を選ぶ。そして交通系ICカードで料金を支払い、午後2時までにスーツケースなどを預ければ委託された配送事業者がその日のうちにホテルに届ける仕組み。運営側は観光客が手ぶらで旅行を楽しめるようになるほか大きなスーツケースが鉄道やバスなどに持ち込まれることが減り、公共交通機関の混雑解消にもつながるとしている。実証実験は来年3月末まで行う予定で利用状況を検証したうえで決済方法の拡充など事業内容について検討することにしている。