新所沢パルコ最終日のきょう。写真を撮影する人や開店前には行列も。オープンしたのは1983年、西武新宿線の沿線を中心に急速な宅地開発が進む中、都心にいかなくても最新ファッションや映画などが楽しめる施設として親しまれた。しかし、3年前親会社が閉店を発表。周辺の再開発の影響で収益の低下が見込まれることが原因だという。店内には思い思いのメッセージも沢山飾られている。廣野優介さんは新所沢パルコと同じ年で、今も近くで飲食店を営んでいる。パルコはまちのにぎわいに欠かせない存在だったという。廣野さんは「40年間ありがとうと。本当にさみしい」などコメント。時代の変化の波に飲まれ姿を消す街のシンボル。しかし、その40年の歴史は地元の人々の心に残っている。新所沢パルコは駅前の一等地にあるが、施設の運営会社によると今後の建物や跡地の活用方法は決まっていないという。