外務省は先月20日、パスポートを関する統計を発表した。これによると、2024年の日本人のパスポート保有数は2164万冊で、日本の総人口の約17%という。アメリカのパスポート保有率は50%以上、韓国は約40%、台湾は約60%。日本のパスポート保有率は、2013年の24%から低下傾向が続いていて、その大きな原因と考えられるのは「若者の意識変化」で、若者の海外旅行離れが加速しているという。19歳から25歳の男女に「海外旅行に行きたいか」と聞いた調査結果では、「行きたいと思わない」が57.3%、「行きたいが、社会情勢が不安」は23.0%となった。円安からの物価高も影響している。