きょう、長崎県対馬市にある観音寺に運び込まれたのは、長崎県の有形文化財「観世音菩薩坐像」。2012年、仏像は韓国の窃盗グループに盗まれた。翌年、韓国で発見されたが、韓国の寺が中世に日本に略奪されたとして所有権を主張し、韓国の裁判所に提訴した。おととし、韓国の最高裁判所が観音寺に所有権を認める判決を下し、観音寺に返還されることになった。おととい、韓国の寺では、仏像との別れの法要が行われた。鑑定が行われた後、木箱に入れられ、きのう福岡空港に向けて出発。深夜に船で送られ、けさ対馬の港に到着した。午前10時頃、約13年ぶりに帰還した仏像。法要を終え、今後対馬博物館で保管される。期間限定で特別公開されるという。
住所: 長崎県対馬市上県町佐須奈乙337