AIで認知症予防を行うスプリンクの青山裕紀CEO。脳の健康を実現するため超えなければいけない壁がある。それが脳機能の再生。青山は新たなアプローチで脳機能の再生を目指している。青山は、海馬は一度萎縮したら終わりではなく、戻れるといい、適切にアプローチすることで健康な状態に戻せる希望があると語る。慶應義塾大学医学部の岸本泰士郎教授は、軽度認知障害(MCI)の一定の割合の人は認知機能が戻る訓練を行う、その人にあった行動変容の提案をすると話す。スプリンクは慶応大学・日立製作所子会社と共同研究をし、今開発しているのがオーダーメイドのプログラム。人それぞれにあった脳トレや食生活、運動などをアドバイスするというもの。この取り組みは国も支援していて、政府からの支援も受けて2027年度の実用化を目指している。青山は早期発見だけでなく、機能を回復するという新たな領域にも乗り出している。青山は「認知症以外にパーキンソン病や希少疾患、いろいろな課題がある 脳の別の部位や別の解析手法でアプローチができるようになっている」と語る。MRI先進国の日本。青山はこの強みを活かした海外展開を見据えていた。青山は、海外展開を最初から視野に入れた製品開発をしている分野もあるといい、特に脳の分野が発展しているアメリカ、あとは中東・党んアナジアもこれからどんどん成長していくという。