認知症予防について解説。2022年時点で高齢者3603万人のうち認知症は443万人で、約3.6人に1人が認知症または予備群。認知症には14の危険因子があり、青年期は教育不足、壮年期は難聴、運動不足、高LDLコレステロール血症、糖尿病、高血圧、うつ、喫煙、過剰飲酒、頭部外傷、肥満、老年期は社会的孤立、大気汚染、視力低下。それぞれ1割減らせば認知症患者は約20万8000人減らせる。東海大学・和佐野浩一郎教授は、 難聴を感じた人の受診率・補聴器装用率は先進国の中で最も低いとして、気づいたら早めの受診が大切だと呼びかけている。運動不足対策には、歩行などを1日60分以上、息が弾み汗核程度の運動を週60分以上、筋トレを週2~3日が効果的。高LDLコレステロール血症、糖尿病、高血圧は早めの生活習慣の改善・治療を。九州大学の予測ツールでスコアの値で発症リスクが割り出せる。九州大学・二宮利治教授は、認知症が多くなるのは80歳以降だが、脳の変化は20年から30年前に始まる。50代・60代で危険因子対処が大切としている。日本認知症予防学会・浦上克哉理事は高齢者の予防3つの習慣として、運動・知的活動・会話を挙げている。運動は生活習慣病治療や抑うつなどを予防し、知的活動は脳を刺激、会話は社会的孤立や抑うつを遠ざける。
