プロ野球は、“日本シリーズ進出への戦い”クライマックスシリーズファイナルステージが開幕した。先に4勝したチームが日本シリーズに進出するが、セリーグ1位の巨人とパリーグ1位のソフトバンクには1勝のアドバンテージがある。パ・リーグは、新庄監督率いる日本ハムがソフトバンクと激突。始球式にはパリ五輪の柔道で2連覇を達成した阿部一二三(27歳)が登場し、見事なストライク投球を見せた。日本ハムの先発は、14勝で最多勝利のタイトルを獲得した伊藤大海(27歳)。今年2月にZIP!が取材した時、伊藤大海は「新庄さんを胴上げしたい」と語っていた。伊藤大海は2回に1点を失うが、去年のWBC“侍ジャパン”コンビから三振を奪う。日本ハムは3回、二刀流の矢澤宏太が執念の内野安打を放ち、同点に追いつく。さらに、日本ハムはランナー3塁・1塁のチャンスを迎えたが、ソフトバンクのセカンド・川瀬晃(27歳、大分県出身)のスーパープレーでダブルプレー。伊藤大海は3回に1点を勝ち越され、なおも4回、ソフトバンクの6番・今宮健太(33歳)にソロホームランを浴びるなど6回途中までに4点を失い降板。それでも日本ハムは7回、メジャー通算108本のホームランを放ったレイエス(29歳)のソロホームランで1点を返す。しかし、日本ハムの反撃もここまで。ソフトバンクが1勝のアドバンテージを含め2勝としている。ソフトバンク5−2日本ハム。