田中将大投手が、巨人の入団会見で幼なじみの坂本勇人選手への思いを語った。巨人の入団会見で、田中投手は「読売巨人軍と契約させていただきました田中将大です。子供の頃からファンだったジャイアンツのユニホームを着ることができるのは、非常に光栄に思っています。」と語った。きのう、“巨人の田中将大投手”が誕生。1年契約で推定1億6000万円+出来高払いとなる。日米通算200勝まであと3勝に迫る中、新天地での活躍について、田中投手は「自分としては3勝で終わる気持ちはありません。1つでも多くチームのために、勝利に貢献したい。」と決意を語った。田中投手は1年目に11勝をあげて新人王を獲得。そして、2013年には開幕から負けなしの24連勝を達成し、楽天を球団創設初のリーグ優勝、さらには日本一へと導いた。その翌年にはメジャーリーグの名門・ヤンキースに移籍し、7年間でメジャー78勝の活躍。そして4年前、楽天に復帰したが、新天地を求めてきのう、巨人に入団。気になる背番号は「11番」に決定した。プロでは初めて背負う「11番」でプレーする巨人には、小学生の頃から幼なじみでもある坂本勇人選手が在籍している。小学生時代に坂本選手とは同じ野球チームで、田中投手がキャッチャー、坂本選手がピッチャーとしてバッテリーを組んでいた。田中投手の驚きのエピソードについて、坂本選手は「小学生にしては打球も飛ぶし、肩も強いイメージだった。レフト方向に学校があって、僕は3階のガラスに当たるぐらいで、田中は4階に当たるぐらい。ちょっと負けていた。」と明かした。セリーグはピッチャーも打席に立つので、“バッター・田中将大”の活躍も楽しみ。入団会見の前日に、坂本選手に連絡をしていたという田中投手は「『よろしくお願いします。いろいろと教えてください』と連絡しました。『こちらこそよろしく。本当に分からないことがあったら聞いてな』と言ってもらった」と明かした。今シーズン、勝利がなかった田中投手は、来シーズンに向けて「(今シーズンは)めちゃめちゃ悔しかった。2025年、やり返したい気持ちはありますし、“結果で恩返しできるように”と思っています。」と強い決意を語った。