政府は輸入車の安全審査の手続きを簡略化する優遇措置の制限台数を増やす検討に入った。この優遇措置を利用すると、通常の審査に必要な提出書類が簡略化され、車両を使った審査などの一部手続きも免除される。メーカーにとっては検査期間を短縮できる利点があるが、年間の輸入台数は1車種あたり5000台までに制限されている。そのため、制限台数の引き上げ幅はアメリカ側との協議を踏まえつつ今後詰めるが、政府内では倍増させる案が出ている。実現すれば、制度上はアメリカ車の日本での販売がしやすくなる面があり、アメリカ車の輸出拡大にこだわるトランプ大統領にアピールしたい考え。(読売新聞)