普段の赤嶺は2人の子供を持つシングルマザーで、現在は高校3年の娘と2人暮らし。娘を送り出した後は化粧を施し、「ゴージャス理枝」として支援に奔走する。そんな赤嶺にとって大先輩と言えるのがおきなわ子ども未来ネットワークを率いる山内優子だ。山内は沖縄が未だ貧困から抜け出せないのはアメリカ統治の影響で福祉政策が遅れ、同時に基地に依存した経済によって本土との格差が生まれたことが原因だと語る。「未婚の母」による貧困の連鎖が数世代に渡って起こっている沖縄では、赤嶺が行うような支援によって貧困から抜け出すことが重要なのだという。そんな赤嶺もまた、かつては貧困に苦しんだ経験の持ち主だった。